カオストウキョウランデブー
ひと月あっという間です。もう12月、もう年末です。
この時期、深夜タガの外れた酔っ払いを見かけることが多くなります。
タガが外れた時、人はしがらみから解き放たれ、生存本能に忠実な行動をとるものです。
道端で寝ている男性をよく見かけますが、寝ている場所に注目しましょう。
ゴミ捨て場(くさそう)、生垣(いたそう)、車と車の間(ひかれないか心配)・・・
なるべく風が当たらない暖かそうなところで必ず寝ている。器用なものです。
電車でも、座席の足元暖房に沿って寝ている人を毎年何人も見ます。
汚い話ですが、街中・電車のなか・ホームでゲロに行き当たるのも日常茶飯事。
このまえ、ホームで整列乗車中にいきなり吐いた人を見かけました。
電車のなかでもいきなり吐く人がいるから超・要注意。
羞恥の感情が残っていれば、なるべく人眼につかない隅にいって吐くものですが、
全タガがはずれると、人はいきなり事に及びます。
羽目を外すのもいいですが、他者に迷惑をかけないようにしましょう。
私もお酒が好きなので、自戒の念をこめて。
学生時代、はじめて東京の繁華街に飲みに行って、深夜に人がたくさんいて
早朝4~5時がピーク。有名テーマパーク並みの人だかりが駅に向かっていくさまに驚いたことを思い出します。
狭い小道にひしめくネオン、赤提灯。雑居ビルとビルの間のなまあたたかさ。
ガード下、電車の騒音で聞こえない声。
再開発が進んで綺麗になっていく街も増えています。
新しく・清潔で・便利なことも必要だし良いこと。
その半面、一貫性がなくて混沌としているさまも好きだなあと思ったりします。