K ひとやすみ

「、」「。」

「あけましておめでとうございます」って、いつまで言っていいんだ?

 

この一週間、仕事始めに追われながら

新年のご挨拶ネタの期限いつまで許される問題に焦っていました。

 

調べてみた。

 

暦の上では、元旦(1月1日)が大正月で”松の内”までが小正月。

”松の内”とは、門松などのお飾りを飾っておく期間で

関東では1月7日、関西では1月15日まで。

大正月から小正月までがお正月の挨拶、「あけましておめでとう」を使うに適した期間とのこと。

 

……(本日1月13日)。

弊社は関東にございますが、

これをご覧になる方々は全国世界ワールドワイドということで

 

あけましておめでとうございます

新年快樂

새해 복 많이 받으세요

สวัสดีปีใหม่

Feliz año nuevo

Bonne année

Buon Anno

Frohes Neues Jahr

Happy new year

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

世界各国いろんな伝統文化があることでしょう。

何となく過ごしている年中行事。改めて仕来りを調べてみると面白い。

 

日本の例えば、年賀状に句読点を使ってはいけません。

 

理由は二つ。

(1)祝い事に区切りをつけてしまう。良いことがずっと続いてほしい験担ぎの意味が込められている。

(2)相手に敬意を表すため。 「句読点をつけないと文章が読めない人」と相手を見下すような意味合いが含まれてしまう。

 

(2)の意味どういうこと!? 「句読点を使うと相手を馬鹿にしてる?」そんな馬鹿なです。

 

調べてみた。

 

どうやら句読点が普及したのは明治時代。

 

日本には遥か昔から江戸時代まで、墨と筆を用いて文書を書く文化があり、

毛筆の文化で「、」「。」で文章を区切ることはなかったそう。

それが明治時代、活版印刷が盛んになり、

印刷した新聞や小説などの文章で、句読点がないと文章が読みづらいことから用いられるようになる。

 

また、明治時代になり身分制度が廃止されて、

国民すべての人が就学することが公的に定めれた。

そこでどんな人にも読みやすいように、

ピクトグラム的な発想で(ここで文章を区切ると分かりやすいと)使うようになったのではなかろうか。

 

明治当時の知識階級・伝統文化を大切にする人たちにとって、

「、」「。」は、新興で馴染みのない浅いものだったのだろう。

だから(2)の理由があったというわけ。

 

※上記は個人による見解です。寄せ集めの知識のため間違えがありましたら申し訳ございません。

 

時代を経ると、意味がわからない年中行事や文化。

なんでそうなったのか知ると面白い。

 

ちなみに年賀状も松の内までが適した期限。

松の内を過ぎてから出す場合は「寒中見舞い」がよいでしょう。

編集K

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