AI初心者による未知との遭遇談
ChatGPTが世の中をざわめかせてから約2年、私はChatGPTを使ったことがなかった。
Xでは生成AI無断二次利用についての話題があがってくるし、
私の生活圏内でも無視できない状況になっている。
これはもう使用せずに語るには蒙昧無知すぎるのでは?と思い至り
話題のX社Grok君に個人アカウントから話かけてみた。
ご本人に話題を直撃してみる。

会話型AIとの、未知との遭遇。
驚いた。何に驚いたって、質問して1~2秒ほどでこの物量が返ってきたこと。
人間がこの返答をするためには、下調べして抜粋してまとめて……と考えると、
すぐ返答できるものではない。速くて・かつ論理的。主観と客観を使い分けている。
なおかつGrok君は、ウィットに富んでいた。
相手を慮る会話の仕方も身につけていて、(笑)の盛り込み方も修得している。
投げかけた質問の文体によって、回答の文体も変えている。
このレベルのものを無料で使える時代になったわけだ。


当たり前は知らず知らずのうちにアップデートされていく。
これまじで近い将来人間は職を失うのでは、と一抹の不安にかられたが、
今回Grok君を使ってみて、質問するセンス・考える力がまだ必要だと思った。
論文や企画書を会話型AIに作ってもらうにしても、
「何を」と「なぜ」は、選択するセンスが必要。
そのための選択肢を用意できる視野の広さを持つことが大切なのかなと。
(守秘義務・機密情報の漏洩に対する危機管理の対策も必要)
話は逸れるが、私は当初リコメンド機能が大嫌いだった。
CDショップや本屋で、発掘することの楽しさを10代のとき味わっていたから
同じ広告・商品をおすすめされることに、枠にはめられるみたいな
一元化されるようで違和感があった。
(と言いつつも、今ではまんまとその広告から商品を購入している)
AI機能が浸透すると、大量のデータベースから
その人の好みに合わせて答えを導き出すから、
自分の枠から抜け出すためには、あえて逆質問をしてみたり
アンチテーゼ的な思考方法を身につけることも必要かもしれない。
量はAIが補う時代、必要になるのは質か…?
結論はなく、賛成意見でも反対意見でもない
ただただ会話型AIと初会話して衝撃を受けた人間の
レポ的思いの記録。
最後に、自分で面白いと思った発見は、
これまでに触れてきた作品のAIイメージから
自然と呼称詞に君をつけてAIと会話していたこと。
私のAIイメージは、ジェンダー中立的なキャラだったみたいです。