古書とカレー
編集者ブログ第一号はわたしKから。
我々の会社は九段下駅に近い西神田に位置していて、
武道館にも東京ドームにも近い距離にある。
すこし歩けば、神保町や神楽坂など昔ながらの雰囲気ある街も。
今日は神保町のことを。
神保町といえば、古書とカレー。
インドカレーの酸味があるタイプに好き嫌いがある私は、
長くカレー店を敬遠していた。
しかし、神保町の代名詞のカレーは欧風カレーだと知らなかった。
2年ほど前に初めて欧風カレーを食べて、長く敬遠していたことを後悔した。
深いまろやかな味わいで、おいしい。
エビ、ホタテ、きのこ、チキン、牡蠣、いろんなメニュー。
具がごろごろ入っている。
辛さは選べるが、辛いのが苦手の人でも中辛ぐらいがベスト。
ライスにはチーズがまざっていて、マイルドに。
小食の人はライス半分ぐらいがちょうどいい。
私が好きなお店は二軒あって、カレー気分のとき交互に行ったりしている。
先週カレーを食べに神保町に行くと、
ちょうど「神田古書まつり」が催されていた。(11.4が最終日だったもよう)
長くこのあたりに拠点を置いてきたが、初めて古書まつりに出くわす。
夕暮れどきで、通りに飾られた提灯が幻想的で綺麗だった。
最近は海外の観光客も多く訪れていて、けっこうな盛況ぶり。
幅広い年代の古書が露店にずら~~~と並ぶ。
さながらお宝さがし。
私が気になって買ったのはパール・バック著『大地』
装丁買い。
重厚の皮で覆ったハードカバーに金飾り。背の凹凸が格好いい。
小口と天地が金染めされているのが、また憎し。
あとから調べると、フランクリン・ライブラリーという
アメリカの起業家が創設した出版部門で予約購入者だけのために
特別に印刷・製本した本らしい。
(いくつかの個人ブログサイトなどから情報を得ました)
古書店にも何冊か並んでおり、サイト検索するとけっこうヒットするので、
希少本というわけではないようだ。
敬遠していた先にまたあたらしい楽しさが広がるなあと思った
そんな古書とカレーの街・神保町についてでした。